Wednesday, May 2, 2012

フィルムカメラのススメ


なにを隠そう、私は未だにフィルムカメラの愛用者。フィルムカメラは、デジカメでは出せない色や光の入り方に温かみがあってやっぱり手放せません。このブログに使用している写真は大半がiPhoneやデジカメで撮影したものだけど、旅行に行く時は必ずフィルムカメラを持って行きます。

写真右下のヤシカT4は、既に製造中止されてしまった幻のカメラ。あのTerry Richardsonが愛用していて、彼がGUCCIの広告の撮影もこのヤシカT4で済ましてしまったのはかなり有名な話。その昔、ニューヨークのおしゃれHipsterたちも皆これを持ってそこら辺でパシャパシャ写真を撮っておりました。弱冠25歳でホイットニー美術館で個展を開いたRyan McGinleyもその内の1人。彼とはよくパーティーとかで出くわしてちょっと世間話をするような仲だったのだけど、今では超有名なフォトグラファーになってしまったようでビックリ。去年は渋谷のヒカリエで展覧会をしたとか?
ミーハーな私はこのヤシカT4がどうしても欲しくなって、34th Street のカメラ専門店『B&H』に行きました、チャリンコを飛ばして。しかしそこでユダヤ人の店員さんに激しく『ヤシカよりもこっちの方がオススメだよ!!』と言われて、しぶしぶ$80で購入したのが写真右上のオリンパス・ミュー。
やっぱりヤシカを買うべきだったかなぁ・・・とぐずっていたその日の夜、偶然East Villageのバーで出くわしたYeah Yeah YeahsのギタリストNicがまさにそのオリンパス・ミューを持って友達をパシャパシャ撮っているところに遭遇。すかさず『How is that camera?!』と彼に聞いたところ一言、『Sick!!!!』(coolのもっと上)とのお答え。Nicは写真集も出版したほどの写真の腕前なので、彼のこのコメントによってオリンパス・ミューの株が一気に上昇!それ以来10年くらい使ってるけど、本当にsickなカメラです。

一方、あきらめかけていたヤシカT4には去年になってやっと巡り会う事ができました。なんと近所の蚤の市で£4で投げ売りされていたのでございます。「おじちゃん、このカメラね、ebayで売れば£200くらいになるのよ」とストールの主に心の中で語りかけながら£4でゲットして、心なしか早足でその場を去ったのは私です。
フィルムカメラ欲しい人はぜひ蚤の市に行ってみて下さいませ、ごろごろ売られてますので。写真左の二つのオリンパスミューも、蚤の市で見つけた戦利品。どっちも£1でした。

そしてこちらはフィルムカメラで撮影した写真たち。 カメラ屋さんに頼めばプリントの代わりに画像をCDにダウンロードしてくれるのでとても便利です。

Paris郊外のB&B

Brighton

Italian Riviera
New Yorkのお店Geminora
ラスベガスで見かけた車
New Yorkのアパート

New Orlens
近所のラベンダー畑

K Record studio in Olympia


しかしフィルムカメラの最も良い所はというと、撮影し終わったフィルムを写真屋さんに持って行って、現像が仕上がるまでワクワク、ドキドキしながら想像を膨らませている時間ではないかしらん。文化祭で憧れの先輩と一緒に取った写真が出来上がってくるまでの時間がとてつもなく長く感じたあの頃・・・・。
欲しい物はすぐアマゾンで購入できて、感じた事はすぐツイッターで無数の人たちと共有できて、スマホで撮影した画像はすぐにネットにアップできる今日このごろ、フィルムカメラがくれる『想像力を鍛える時間』が私は結構好きなのです。

2 comments: